子供みたいに愛しても 大人みたいに許したい

8月の山すべて制覇!もうこれであとは旅立つ準備をするのみ・・・ついに夏も終わり、気温的にも秋がぐっと近づいて、夜の冷えた風を吸うと心がぐっと高く高く飛んでいくのがわかる!嬉しい!大好きな冬が近づいている!

そして、東京の日々も少しずつ終わろうとしている。今ちょこちょこと漫画喫茶に行っては読み進めている大好きな漫画「papa told me」のなかで、自分のおうちってすごい宇宙みたいだねって話があって、”ドアの外に東京 ドアの内に宇宙” という一文があって、やっぱり東京にはたくさんの物語があって、長い時間をかけて生まれた物語にわたしは盲目的に夢を見て、東京に来た。本屋バイトの店長の東京での日々、大学時代に好きになった漫画や小説が映し出した東京に、ただただ憧れて東京に来た。そして3年半東京で暮らし、これまで以上に東京で生まれたたくさんの物語を好きになった。東京に来て本当に良かったと心から思う。わたしはこれからまた西に戻り、いずれの目標としては最北を目指そうとしているが、どんな土地に行ってもその土地で芽生えた物語や言葉を、宝物みたいに大事に愛おしく思える人間でい続けたいなと思った。いつかは、そうやって自分の生まれた地元のことも好きになれるときが来るかもしれない。今はまだそうでないけれども。

サマリア」□洋画99本目
キム・ギドク祭りが勝手に行われていますが、これも面白かったー!話の展開が読めなさすぎて、大好き!そして漂う園子温

「嘆きのピエタ」□洋画100本目
ようやく100本目!これもキム・ギドク。設定勝ちって感じの話でした。でも主人公のガンド、天涯孤独だった割には母親を名乗る女のひとのことをあっという間に信じすぎではと思った

クレイマー、クレイマー」□洋画101本目
子どもかわええええええ!奥さんかわえええええええ!

「ビフォアサンライズ」□洋画102本目
三部作とは知らずに見始めたのがすべての終わり(?)一気に3本観てしまった・・・電車の中で偶然出会った男女の30年くらいにわたる恋愛物語。お互いの価値観を刷り合わせながらただただ愛を深めていくというまあそういう話なんですが、よくこのストーリーで3部作いったなあというくらいには山もなく谷もないが、設定が設定だけに女子にはぐっと来るらしいです!名言チックな言葉もいくつか出てきて、思ったよりは飽きずに3本とも見ました

「ビフォアサンセット」□洋画103本目
男の人、サンライズの時のかっこよさをもう一度

「ビフォアミッドナイト」□洋画104本目
ハッピーエンドっていうことでよいですかね?外国の男の人ってみんなあんなにクサい台詞を言うのだろうか

「ジュノ」□洋画105本目
エレン・ペイジがとにかく可愛くて音楽がよくって面白かったです。雰囲気がすごく好きで「ゴースト・ワールド」がもしハッピーエンドだったらこういう感じかなあって思いながら見ました

ブルーバレンタイン」□洋画106本目
それなりに評価された映画だと聞いて観たんですが、面白くなかった。なんのどんでん返しもないまま終わってしまった

「うつせみ」□洋画107本目
キム・ギドクそろそろいいかなって思いながら観た。この人の映画はひとつの作品に2,3個物語ぶっこんで来る感じがすごい良いです。ラストシーンでなるほどなあーって

「シカゴ」□洋画108本目
リチャードギアがまたニヤニヤしてた。ミュージカルやっぱり苦手かもしれない。それにしてもリチャードギアのこと全然覚えられない。顔はすぐに浮かんでも、なぜか名前がジュードロウしか出てこない。ちなみにジュードロウの顔はまったく浮かばない

レナードの朝」□洋画109本目
ロビンウィリアムズは本当にこういう奇跡信じてまっすぐ進む役が似合っている。なんとなく悲しい気持ちで観て、映画の最後も納得のいく終わり方で良かった。

ラスト、コーション」□洋画110本目
りんごっこが薦めてくれたアン・リー監督、ブロークバックマウンテンを撮った人だと聞いて絶対面白いと思って観た。なんか知らないけどR-18作品だったらしくおいおい!大丈夫か!と思いながら観た。2時間半くらいあったけどあっという間だった。女優さんが尾野真千子にそっくり

「ムーンライトキングダム」□洋画111本目
公開時に、雰囲気がリトルミスサンシャインに似ているなあと思って気になっていたやつ。話は普通だったけど、主人公の男の子がイケメンで染谷くんにクリソツ

ジ、エクストリーム、スキヤキ」■邦画84本目
久々の邦画、選んで正解の作品!五反田団の前田司郎監督作品、面白くない訳がなく、終始前田節のクスリクスリと笑える映画。井浦新と窪塚がちゃんと五反田団風の演技をしていて、素晴らしかった。特にARATAさん!最高でした!題材とかもなんか演劇人だなあって思わせちゃうあたりがあれだけど、ずっとずっとこの人たちの人生を観ていたいなあって思えるほどクズで魅力的な人たちの映画でした。劇中歌がムーンライダーズだったので懐かしくって最近よく聴いています

ランボー詩集/中原中也
ランボーは超有名な「永遠」という詩しか知らないので試しに読んでみたんだけど、やっぱり中也の文章って苦手だわ。高校時代に別の中也作品読んで挫折して、それからずっと読んでなくて今なら行けるだろうと思ったけど相変わらず全く頭に入ってこない。中也みたいな功績を残した人のことダメだとは一ミリも思わない、ただわたしが彼の世界観にちっとも入っていけない。
なんかものすごいアバウトに言うと、この人は暗い世界にいてそこから明るい世界を見上げてああいいなあ、なんで自分はここにいるんだ悲しいよう辛いようって感じがして、同じような人たちからしたら自分の気持ちを代弁してくれる救世主のように見えて支持されるのかもしれないけど、暗い世界にも光はあるよと思っているわたしからするとその辺がよくわからない。暗い人は好きだけれど、生きている自分自身を肯定出来ない人のことをわたしはなかなか理解しがたい。きっとわたしはわたしが想っているよりずっと幸福に生きてきたのだと思う。まあでもそういう意味ではいろんなことを考えさせてくれた中也に感謝yoチェケラ
というわけでほぼ流し読みで「永遠」の訳もえーそうなっちゃう?そういう感じになっちゃう?って思ってしまった悲しくってその詩だけ他の訳者のを片っ端から読んだらやっぱりほかの方がよかったごめんね中也。いつか中原中也もいいよねって言える人間に成長したいです