サランラップシティ

ラジオから流れてくる音楽。サランラップシティで生まれた若者たちが声高らかに青春を謳う傍らで、わたしは鯛のあらの下処理に追われていた。青く濁った魚の目。血合いの感触を手で確かめながら、わたし一人でだって対抗してやる、サランラップの手触りしか知らない大人にはならないぞと意気込んだ。

好きな野菜の下処理ランキング第2位にそら豆がランクインした今日この頃。鯛のあらは鯛めしにして美味しくいただきました。

□洋画165本目「抱擁のかけら
観たの随分前過ぎてあんまり思い出せない。。盲目の小説家(元映画監督)の若かりし頃の日々を振り返る話で、そのキーパーソンをペネロペ・クルスが演じてる。毎回ハッとさせられる美貌だけど一向に名前を覚えられない。。気ままな女性は好き。見てるぶんには。

□洋画166本目「ブロークンイングリッシュ」
評価があまり良くなかったので期待せずに観たけどおもちろかったわ。とにかくメルヴィル・プポーがかっこよすぎて、それだけでも観る価値あり。。恋がしたくてしたくてたまらない30代女子が、フランス人のイケメンと出合って恋に落ちる話。最近自分の精神年齢がどんどん30代中ごろに寄ってきている気がする。。

□洋画167本目「カティンの森
第二次世界大戦中にソ連軍がポーランド人2万人以上を大量虐殺した事件を描いた映画。勉強不足ですべてを理解できず。。こういう時に自分の知識のなさを痛感する

□洋画168本目「ハーヴェイ・ミルク
サンフランシスコの市議会委員、ハーヴェイ・ミルクの生涯に迫ったドキュメンタリー映画。これ面白かったです。ゲイやレズビアン、社会的弱者の地位を守り抜こうとしたその姿勢や、発言のブレなさ、想いの強さがすごい。たくさんの人が彼を慕った理由がこの映画を観ただけでもよくわかった。残念ながら今の日本の政治家にこんな素晴らしい人は、いない

□洋画169本目「モンテーニュ通りのカフェ
これはあるブログを見て気になったので見てみた。雰囲気が可愛い!ちょっとむちゃくちゃなところあるけど、芸術や音楽を愛する人は見ていてとっても楽しい映画だと思った。パリにあるモンテーニュ通りのカフェを通じて出会った人たちの人間模様を描いた話なのですが、THE☆パリって感じで良かったです。

□洋画170本目「ファースト・ポジション」
アメリカのバレエコンクールの出場者たちを追いかけたドキュメンタリー映画。感情移入してしまう部分が多すぎて、バレエ好きにはたまらないと思う。バレエ鑑賞初心者のわたしでも十分面白かったです!

□洋画171本目「自転車泥棒」
名作だというので見てみたが、ただただ切ないだけで終わってしまった。。つらい

□洋画172本目「マンスフィールド・パーク」
ジェーン・オースティンの小説を原作とした恋愛映画。原作読んだことないからあれだけど、男勝手すぎるだろ!ばかちん!

□洋画173本目「真夜中のカーボーイ
あまり好きなジャンルではないとわかってはいたけれど、観といたほうがいいと思って観た。最後切ない。あとところどころ入るラリったような映像編集は好きです

□洋画174本目「stranger than paradise」
ジム・ジャームッシュの映画始めてみたけどこの人小津安二郎好きなのかなって感じがした。エヴァがとにかくかわいい&かっこいい!タイトルはいろんな意味がありそうだけどいいタイトルです。早くコーヒー&シガレッツ見たいです

■邦画104本目「毎日かあさん
久々に永瀬正敏観た。リアル元夫婦が演じる夫婦、とてもよかったです。西原さんは破天荒なイメージあるけど、人間のこころの温度をよく知っていてそれをわかりやすく伝えられる素敵な人だなあとおもう

くじけそうなときの臨床哲学クリニック/鷲田清一
タイトル通りくじけそうだった時期に、鷲田さんが京都市芸の総長になると聞き、初めて読んでみた。この本は20代の働く女子を想定して書かれた本らしく、上がってくる問題も家族の話、仕事の話など現実味のあるものばかり。直接的に心をケアしてくれるような金言があったわけではないが、臨床哲学に関して興味を持つようになった。この1個前のブログの話も、この本のことでした。

じぶん、この不思議な存在/鷲田清一
調子に乗って2冊目。この辺りから、鷲田さんの唱える哲学に納得できるところと腑に落ちない部分が出てくる。他の人のも読んでみようと思い立つ。

こころの処方箋/河合隼雄
実家に河合隼雄の本が昔からいくつかあって、いつかたどり着くだろうと思っていたが、26年してついに到達。ありがとう河合先生。これからたくさん読みます。