ABS&MOVIE&BOOK

ABSのライブに行ってきた話。2014年1月9日、渋谷WWWにて。北里さんの声とめくるめく変調の続くメロディと南国の海を思わせる歌詞に惚れて好きになったABSだけど、ライブでは3人すべてに恋をした。ウッドベースの音の世界の広がり方、うねるカーブのようなドラム、そこに誰とも似つかない歌声が重なって、聴けば聴くほど好きになってく、恋をしていく。25歳の今のわたしを支える音楽のひとつとして、確実にABSの音楽はそこに在るのだった。

それでは最近観た映画と小説のこと

「世界中が I Love You」
ウディ・アレンずっと見たかったのだ。可愛いなあ、可愛いおじさん。好き

「ナイト・オン・ザ・プラネット」
夜を行くタクシーの車内に広がる小さな物語、どれもユーモアに溢れていて面白かった。夜が好きになる映画

「アメリカン・ビューティ」
これも面白かった。当たり続きだ。家族の狂気と破綻の物語、小さなこじれがどんどんと世界を歪ませていくその緻密さと大胆な色使いがとても印象的でした

ロスト・イン・トランスレーション
はい、これまで頑張って洋画を観てきましたが、ようやく「好きです」といえる映画に出会った。ビル・マーレイに恋した。最初のシーン、ビル・マーレイがタクシーの中から流れる東京の景色を眺める場面、音楽的にも、時間の流れ方も全部がツボで、これは当たりだなあと早々に思っていたが、はっぴいえんど流れたところで完璧にやられました。それで最後のエンドロールでソフィア・コッポラの名前が出て「うおっ」と。つお最近Sさんが教えてくれた監督だったので、これが縁かあと納得しました。おばちゃん歌手とあっという間に一夜を共にしちゃうのに、メインの2人がじらしにじらしてキス止まりなのがサイコー

十歳以前に読んだ本――明治四十五年六月『少年世界のために』――/坪内逍遥
納得納得と思いながら読みました。スマホに変えてから青空文庫見られるようになったのでサクサクと文豪の作品が読めて嬉しい

非凡なる凡人/国木田独歩
本当この人の感性と言葉の発し方が好き。

武蔵野/国木田独歩
大学時代に読んだのをもう1回読んだ。当時ひっかからなかった言葉がとても印象に残った。”風の音は人の思いを遠くに誘う”という一文。

 

明日はついにエレカシさいたまアリーナでござんす