2014年ラスト


年末ですね。

23日、東京を発ち京都へ。Y家にお世話になる。夜ご飯、美味しいイタリアンをはんちゃまにご馳走になる。本当にありがとうございます!!!

24日、新居へ。南向きで窓が大きく、暖かい!幸せだ!東京の家はひどく寒かったので、暖かいことの歓びをしみじみと感じる。荷物も無事届き、一件落着。

26日、新しい職場で交付式をしてもらう。その後事務所に移動、一緒に働く人たちに挨拶をして、そのまま忘年会に参加。もっと緊張するかと思ってたけどそこまでだった。たぶん本当の緊張は仕事はじめの日に感じるのだろう。一緒に働く人たちはみんな素敵な人たちでした。早く馴染みたい。一次会、二次会と参加し、真夜中スタートの芝居をみんなで見て、三次会に行く人たちと別れて帰宅。心地よい疲れの中、泥のように就寝。

27日、月に一度の女の子の日が来なくて不安になる。

28日、実家へ帰省する前に、検査薬に手を出す。陰性で一安心したが、モヤモヤは消えず。夜、実家に帰り四年ぶりにふなっしーに会う。楽し過ぎてあっという間。ふなっしーは今年の3月まで2年間ロンドンにワーホリに行っていたので、ロンドンの話題で盛り上がる。ロンドンで彼氏が3人いたというふなっしー、相変わらずのようでその変わらなさが大好き。家に帰ってきてから、耐えきれずに母親に女の子の日が来てないことを話す。詳しくは話さなかったが、いろいろと怒られる。

29日、母と買い物。まだ女の子が来ず、ちょっと鬱っぽくなる。検査薬を追加購入。録画していた番組を消費。夜になり、天国のおばあちゃんに助けを乞うたその後、ついに女の子がやって来た!約一週間遅れ、こんなことは史上初だったので本当に気を揉んだ。12月忙しかったのを、身体は素直に感じていたんだな。本当にホッとして涙が出た。おばあちゃんありがとう。もう中途半端なことはしません。

31日、朝から映画を観に行く。とても面白かったが、芸術家の孤独の果てしなさについて考えているとだんだんと暗い気持ちになる。好きな音楽を聴いて気持ちを戻した。つい先日大好きな美輪明宏がテレビに出ていて、人間には光と影があっていい時もあれば悪いときもあるのは当たり前のことだと言っていたのを思い出す。少し楽になる。家に帰ってからはっぴいえんどの特集番組、パリオペラ座バレエ学校の特番などを観て興奮する。今年が終わろうとしている。

今年もいろいろあったな。前半はほぼ流しの状態で、秋からグッと駆け足になった。英語の勉強始めて仕事辞めてロンドン行って引越して転職して。来年に向けての助走だった気もするし、忘れられない1年でもあった。演劇だけじゃなくて、映画もたくさん観たな。ってことでざっと映画の感想書きます。



チェ・ゲバラが若い頃に経験した旅を映画にしたロードムービーチェ・ゲバラのこと実はあんまりよく知らないんですけど面白かったです。しかしロードムービーって結構似たり寄ったりのが多くて若干避け始めているかも。

オペラ座の怪人」□洋画143本目
ロンドンでミュージカルを観る予定だったので、行く前に見ました。でも映画はあまり入り込めず、面白さを見つけられず不安になった。が、実際観に行ったミュージカルはその不安を吹き飛ばす面白さでした!しばらく歌が頭から離れなかった

The other woman」□洋画144本目
これは行きの飛行機の中で。キャメロンディアスが出ている映画を初めて観た。三股してた男に女三人で復讐する痛快コメディ。可もなく不可もなし。

Mr.turner」□洋画145本目
ロンドンのミニシアターで観た。正直見なければよかったと思うくらいには、ターナーの悪いところばかりを取り上げたような映画でした。あくまで私個人の感想です。日本では来年夏公開予定だそうです。

「Pina  踊り続けるいのち」□洋画146本目
これは前に映画館で観たんですが、テレビで放送してたのでもう一回観た。ドイツの著名な振付家、ピナ・バウシュの死後に作られたドキュメンタリー映画。何の知識無くても面白いし、ある程度のバレエの知識があればもっと面白い。ピナ・バウシュの振付を知るために観ても良い映画だと思う。

「ロミオ&ジュリエット」□洋画147本目
レオ様の美しさにはほれぼれしたが、映画としてはどうだろう、、

霧の中の風景」□洋画148本目
わたしが生まれた年に公開され、いろんな賞を受賞した映画らしい。ジャケットの雰囲気でたぶん好きな感じだろうと思ってたんですが、面白かったです!わたしの頭の中のフォルダ・くすくす笑い系に追加されました。終わり方が好き

アルゲリッチ  私こそ、音楽!」□洋画149本目
これが今日観た映画。現在のクラシック界でも最高峰のピアニストの一人、マルタ・アルゲリッチのドキュメンタリー映画。監督はアルゲリッチの娘でこれが初監督作品らしいんですが、すごく見やすいし上手くまとめられていて良い映画だなーと思いました。前評判見てたら微妙そうだったけど、実際はめっちゃ面白かったぞ。Wikipediaの知識くらいしかないわたしでも、彼女の魅力がわかったし。「人生は映像の外にあるの」とか「何回同じ曲を弾いても飽きない。弾くたびに新しい発見がある」って、その言葉を70歳を越えたアルゲリッチが言うのがまた良い。泣いてるお客さんいたな。

「鉄道員」■邦画95本目
名作を観た。名作過ぎて涙が止まりませんでした。北国好きのわたしには全てがたまらなく素晴らしく感じました。

「渇き」■邦画96本目
公開当時の評判の悪さを耳にしてたんですが、「告白」が面白かった分ちょっと拍子抜けした感は否めなかったです。

「春を背負って」■邦画97本目
これも行きの飛行機で。マツケン蒼井優とトヨエツという良い感じの組み合わせでしたが映画自体は普通でした。わたしあんまり登山好きじゃないのかなあ。

わかりあえないことから/平田オリザ
青年団平田オリザさんの最新の著書。コミュニケーション能力を高めようとする世間の風潮と、それにそぐわない現在の教育方針を指摘し、そこに演劇がどのように関わり合えるのかということを中心に平田さんの持論が展開されている。そもそもコミュニケーションとは、わかりあえないところからのスタートで、、というのがいかにも平田さんらしい。あとロボット研究の最高峰・石黒先生のことにも触れていてとても楽しく読むことが出来た。ちなみにこの本、わたしが唯一ロンドンに持っていった本で、思い出のユースホステルのベッドの上で読了しました。

おとずれ/国木田独歩
ロンドンにいる間、移動中などにこつこつ読みました。久々の中編、これは面白かった。親友が恋に破れてから立ち直るまでの様子を手紙形式で私が説明する、という話。言葉の選び方が本当に詩的で美しい。

夜の赤坂/国木田独歩
これもロンドンにいる時に。当時の東京の町が思い浮かぶ。誰にでも書けそうで、独歩にしか書けないんだろうなあこの文章。

2014年は以上。来年もコツコツ頑張ります!