晴れの日

休日。昨日は遅番シフトで帰宅後、昔のドラマ『恋ノチカラ』を最終回まで見ていたらあっという間に朝の5時。
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この最終回のシーンだけ何回巻き戻して見たことか・・・そしてこれは2000年頃のドラマなんですが、深津絵里の着ている服が今の流行りにかなり近いんですね。流行は10年ごとに繰り返すと言いますが、その通りなんだなあと、こういうの見ると、流行に流されず自分の着たい服を着続けるべきだと実感。あと坂口憲二はチャラ男の役がすごく似合っていた。

では最近観た映画と本。

「愛の渦」■邦画73本目
映画館行って観てきた!池松さんはつくづく良い演出家に恵まれたなあと。本谷由希子演出の時の演技も良かったが、才能のある人に見いだされる幸せよ。あと思ったよりエロくないという。ラストシーンの池松さんと麦さんの台詞がすべてだと思う。あの映画でいちばん心の闇が深いのはまぎれもなく麦さんで、一見不幸に見える池松の役は、実はちゃんと自分に素直に生きられているのがわかる。

カンゾー先生」■邦画74本目
前から見たかったやつ。麻生久美子、あの透明感の持続加減はすごい

銀河鉄道の夜」■邦画75本目
これはアニメ映画で、別役実が脚本、音楽は細野晴臣。音楽が本当に素晴らしかった!サントラ近いうちに買おう。今まで見たアニメ映画ではナンバーワンかもしれない。ラストシーンで物議を醸したらしいが、哀しみから日常へと強く立ち返っていく主人公の姿は、学ぶべきものが多い。

「夏の終わり」■邦画76本目
これは満島ひかりが出ているから観たんですが、面白くなかった♡

「ゆるせない、逢いたい」■邦画77本目
号泣。柳樂優弥天才

「men in black」□洋画55本目
ウィルスミスの代表作だと聞いて観たのですが、わたしはあんまりこういうエイリアン系は好きじゃないなということがわかって良かった

俺たちに明日はないッス」■邦画78本目
時生とサクラが出ているので楽しみに観たのですが、期待よりは下。

夜と霧/V.E.フランクル
語るまでもない、多くの人々が賞賛したベストセラーをようやく読んだ。アウシュヴィッツ収容所の話はあまりにも多くの資料が残っているが、これはポーランドの別の収容所に収容されていた心理学者が残した実話をまとめたもの。2013年に新訳されたものをつい先日バサラブックスで見つけ、古本とは到底思えない状態の良さだったので迷わず購入。心理学者が自身の体験をできるだけ客観的に、時に主観的に書いたこの本は、とるに足りないわたしの想像力をもってしてでもその壮絶な日々が浮かんでくるようだった。「あなたが経験したことは、この世のどんな力も奪えない。」この本は、できるだけたくさんの人々に読まれるべき一冊だと思う。