身軽な人生のススメ


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台風が近づいている。

ここ数日、京都では久しぶりに雨が続いている。


「A子さんの恋人」4巻が発売になったので本屋さんで買って、すぐに読んだ。A子さんは29歳で、阿佐ヶ谷に住んでいて、漫画家で、飄々として生きているように見えるが、その実、人生のいろいろな大事なことを決断出来ないまま日々を送っていて、4巻では、ようやくそのことにセンチメンタルに向き合い始めるのだった。


その姿は、漫画だからこそ面白く読めるが、重要なことに向き合うことを避けるその姿は、今の自分に重なる部分があって、複雑な気持ちになる。


傷ついていようが、傷つけていようが、夏である。というコマが良かったな。


付き合い始めてから初めて、1週間近く何の連絡も取らないでいる。取らないでいる間に、彼に言われた様々な発言が蘇って、落ち込んで、勝手に傷ついている。はあ、いつか言わなければいけない言葉が浮かぶけれど、同時に楽しかった時間のことも思い出されて、やけに悲しくなるな。


大好きな季節が近づいている。


来年には仕事を辞めて、姉のところに遊びに行くことで少し休んで、またリセットして仕事を探そうとしているが、7年前に社会に出てから、次の仕事のアテがない状態が初めてなので、若干びびっているのかもしれない。周りは結婚して、子どもも産まれて、という生産性のある日々を送っているのに、いつまでもふらふらと生きている自分に、プレッシャーをかけるような発言をする身内や友人がいないことに、本当はもっともっと感謝するべきなのかもしれないと思う。みんなありがとう。大事にしたいと思う人たちを大事に想いながら生きていきたい。


食事問題のことがあって、自分は欠陥人間なのかもしれない、自分はこの先好きな人とお互いの違いを認め合いながら一緒に暮らすことは出来ないこじらせた人間なのかもしれない、と悩んだが、漫画を読んで少し元気が出た。だから漫画が好き。


来年に向けて少しずつ自分の持ち物を整理しようと決意!