水曜、20時、サイゼリヤにて

ここ最近、職場のことでいろいろと考えることがある。自分には荷が重い仕事を抱えているからというのもあるが、主に考えるのは人間関係のことである。

勤めてもうすぐ丸6年。本当にあっという間だった。最初の3ヶ月くらいは職場に全然馴染めなくて辛かったなあ。オープンが近づくにつれて人間関係はどんどん楽でノーストレスになっていったが、反比例するように仕事はどんどんとしんどくなっていった。オープン前後の半年は、毎日プレッシャーとストレスで死にそうだった。今となってはどうやって生きていたのかわからないし、なんで乗り越えられたのかも分からない。

企画チームで数年過ごし、最終年の終わりには自分の集大成となるような企画を2本担当した。本当に偶然与えられたチャンスだったが、最後の〆に相応しいものだった。だから全く後悔なく、別部署に異動できた。

異動してからの2年はあっという間だった。新しい仕事を任せられアタフタする時期もあったが、基本的には平和で、ほぼノーストレスで、正直言うとめちゃ暇だった。仕事は楽だったが、人間関係は少しややこしくもなった。それでも前の部署の人たちや、同部署でも仲良くなった人たちがいて、その人たちとの繋がりがわたしを支えてくれていた。

そして通算(?)6年目が過ぎようとしている今、久しぶりのしんどい時期を迎えている。しんどさにはいろいろなタイプがあり、目前のしんどさは「わたしにこの仕事がやり切れるのだろうか」という不安であるが、それと同時に、人間関係の悩みもモヤモヤと湧き上がって来たのである。それも、今までかなり友好な関係を築いてきた人との間にだ。

わたしはこの一年、プライベートで大きな変化があり、いろいろな考えを改めるようになった。完全なる異文化で生きてきた彼氏と長く時間を共にすることで、常識だと思ってたことが通用しなかったり、良かれと思ってやったことが良くならなかったり、辛いこともたくさんあった。でもその分、「自分とはこういう人間だしこうやって生きてきたから変えられない」と思っていたネガティブな部分に気づき、向き合うことができた。

中でも印象的だったのは、「僕の気持ちを勝手に推測して決めつけないでほしい」という一言ですね。あれは脳天をぶん殴られた気がしました。思えば他人のことばかりを考えてきた30年弱。周りばかりが気になって、自分がどうやったら気持ちよく生きられるかということを真面目に考えてなかった気がしますね。他人軸で生きてきた30年を否定したくはないが、そろそろ自分がどうしたいか?他人はさておき。ということを、真剣に考えていきたい。 

話が完全に逸れたが、そのようなことがいろいろ起きた結果、わたしの職場での振る舞いは少しずつ変わってきていると思う。深く関わると感情移入しすぎてあれこれ思い悩んでしまうので、付き合いを浅くした人もいる。そして、そうした方がいいかも、、と思う人が少しずつ増えていて、冒頭の某さんが、その人なのである。

同じ方向を見て一緒に頑張ってきて、これからもきっと同じ方向を見続けるだろう、と、ずっと繋がっていたい先輩としてその人を見ていた。だけどわたしも、たぶんその人も変わった。お互いストレスフルな時期なのはわかっているので、それをただ単にぶつけ合ってるだけかもしれないが、これが元に戻っても、この時期のことは無かったことに出来ないのだろうし、それは少し悲しい。

真剣に将来のことを悩んでいる時期だが、この職場を離れる日が近いのかなということを、体感的に察知している。寂しいけど、新しいものを見なくてはという気持ち。