雨の喫茶店

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昨日、随分前に書いて放置していた文章をアップしたら久しぶりにダウナーな気持ちになってしまった。今は元気!

 

最近アプリで知り合い、仲良くなってよく遊んでいる外国人の友達がいる。日本語が上手なのでコミュニケーションには困らない。コミュ力が高くフットワークの軽い人で、日本の文化や雰囲気が大好きらしい。京都には細切れにだが合計3年くらい住んでいるそうなので、わたしよりも京都のカフェやお店に詳しい。

 

明後日から石垣島に遊びに行くというその人を連れて、あまり人には教えていない大好きな喫茶店へ行った。その店では土日だけの限定メニューがあって、京都の有名な和菓子屋から取り寄せたお菓子とお抹茶が飲める。元デザイナーのマスターが彼のことをいたく気に入って、いろいろな話をした。

 

日本語が話せるというだけで(もちろん前提として明るい人柄があっての話なんだけど)、多くの日本人が彼に話しかける。アメリカにいる間に独学で1年半日本語を勉強したという。わたしも英語が話せたら、こうやって海外にあるクローズドなカフェで店員さんと話してみたい。

 

日々いろいろなところに赴いていろいろな人と交流しているその人を見ていると、こんな風にオープンマインドで明るくいられたら、わたしももう少し人生楽しくなるかもって思った。少しずつでいいから、外に心を開いていきたい。わたしはすぐ周りの人から影響を受けるタイプなので、、

 

今、わたしのなかで生活におけるテーマがあるのだけれど、それは「自己肯定感を上げる」ということである。ジムに通い始めて徐々に自分の身体が変わっていくのを見ると、「暗いマッチョは世の中に一人もいない」という誰かの言葉を思い出す。たしかに気分がいいのだ。GUのジーンズがLサイズからMサイズに変わった日、試着室のなかでわたしは万歳三唱をした。誰かに痩せろと言われてやるダイエットではなく、自分を喜ばせるためにやるダイエットがこんなに楽しくて幸せなことなんだって改めて思ったのだった。

 

そういう意味では、彼はわたしの自尊心と自己肯定感をあらゆる面から爆上げしてくるロマンティックアメリカンである。その人は事あるごとにわたしの丸顔を褒めるのである。星のカービィに似ている、という謎の褒め言葉を何度も聞いた。似ている芸能人リストにカービィが加わった。例えそれがお世辞でも、可愛い可愛いと言われて悪い気になる人はどこにもいないのである。で、せっかく褒めてくれるんだから出来る限り化粧して可愛く着飾ろうとする。そしてそれをまた褒められるので、結果として陽のループが生まれる。素晴らしいことである。

 

そんなこんなで、わたしの自己肯定感アップアクションに「美容」が追加された。つい最近発売された本で「美容は自尊心の筋トレ」というバズってる本があり、すごいタイミングだなと思って購入した。親友よ、次会う時に美容の話ばかりしてたらごめんなさい。

 

京都に永住したいという彼はしばらくしたらまた仕事でアメリカに戻るので、男女のどうこうという話にはならないのだが、いいタイミングでいい人に会えたなという気持ち。

 

こうしてわたしの人生に、好きな人やものや思い出が増えていく。できるだけひとつのことに執着せずに、でも大切なものを大切に思う気持ちを忘れずにいたい。心を惑わされたくないと思うが、それもまた人生。佐賀の悪友には「それが青春」とも言われた。おだやかな暮らしはいつやってくるのか、、