I know sometimes the world is wrong

2022年もあっという間に3分の1が過ぎた。みんな平等に歳を重ねていく。

忙しい毎日の中にいるが、仕事に関して考え込むことが増えた。2015年の1月に入社して、気づけばもう8年目だ。

自分のような人間が、同じ会社にこんなにも長くいるとは思わなかった。時代の流れも確実に影響しているが、想定通りの未来を生きたくないとずっと思っていたし、今も思っている。少なくともこの間「ここにいたら停滞してしまう」という気持ちにならなかったということなのだから、改めて同僚や環境に感謝したい。

という時期を経て、ようやっと、いよいよ、次を考える時期が来たのでしょう。

最近とみに顕著なことは、ここで働いている自分があまり好きじゃなくなってきたのだ。気が緩んでいたり、わがままが強めに出てしまったり、慣れ過ぎだと思う。そういう部分に後から気づいて自己嫌悪に陥るのを繰り返している。

パートナーとの同棲がまもなくスタートする。失敗してもおかしくないし、いつかは別れるんじゃないかと思ってビクビクしているが、やってみないと分からない。なんでもかんでも正反対だな、思考も生活パターンも。とぼやきながら、出来るだけ長く健康で、一緒に暮らしていけたらいい。

今の支えはk-popとサッカーで、頑張っている人を見ていると本当に泣けてくる。こないだ仕事から帰ってきて、さくらの三度目のデビューLIVEを見て号泣した。ちゃんとしたオタクに比べたら足元にも及ばないが、彼女のことが好きだ。さくらがしてきた努力を思うと、単純にすごいと思う。勝手に期待されて、勝手に失望されて、ひどい言葉や辛い経験をどれほど重ねてきたのだろう。自分は人生を懸けて何かに打ち込んだ経験がないからこそ、それをできる彼女を尊敬しているし、いつまでも花道だけを歩いてほしいと心から願っている。

あとは細過ぎるウォニョンの体を見て心配したり、TWICEの今後を思ってまた泣いたり、スジュを見て爆笑したりと忙しい。そして思い出したようにリヴァプールの試合を見て、いい時代を生き(させてもらっ)ているなあと実感する。

五月病なのか、心の浮き沈みや他人に対する感情のコントロールが難しいときがあって、カウンセリングとか受けたほうがいいのかなと思ったり。できるだけ人間関係を狭めていきたい、というか自分で選べる状態になりたいという気持ちが日に日に増していて、だから余計に仕事がしんどいのである。

細々考えずに呑気に生きるのが1番だって分かってる。でも難しく考えるのが好きな性格なんだからしょうがない。

2021年映画振り返り

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あけおめことよろ!!年末年始は仕事で普段と変わらぬ日々を過ごしていました。昨年末からプライベートで新しいことを始めて、それにかなり時間が取られてむしろ疲弊してたぐらい。

2022年は自分が心地良いと思えるバランス感を探りながらがんばりたいなー。今年もよろしくお願いします。

という訳でようやく時間が出来たので、遅ればせながら2021年に見た映画の振り返りをしたいと思います。

昨年同様、新旧・洋邦問わず、今年見たものすべて。あと何度か見たことあるけど今年もう一度見た映画も込みで。


鑑賞本数:87本
ランキング:
1位 The Power of the Dog
2位 The Hand of God
3位 フェアウェル
4位 パリのランデブー
5位 ラ・ラ・ランド

今年は海外ドラマ、韓国ドラマにハマりまくったため、目標の100本鑑賞は達成ならず。それでも10年前に掲げた映画1000本ノックは901本まで達し、残り100本を切りました。今年中に達成できるかなー。

アジア文化の興隆も相まって、今年はアジア映画をたくさん観た。たくさんランクインはしなかったものの、有意義な時間でした。

今年は5本選出したけれど、TOP3が飛び抜けてた気が。年末駆け込みで観た3本が立て続けに当たって嬉しかった。

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5位 ラ・ラ・ランド
自分でもなぜと思うのだが、今年3回目の鑑賞で見れば見るほど好きになっていく作品だなと。そもそもライアン・ゴズリングエマ・ストーンズが大大大好きなのですが、こんな楽しくて悲しい作品ないよね?!大筋は頭に入ってるので英語字幕で見たのだが、特に歌のシーンは字幕のほうが意味がダイレクトに伝わってきて余計に感情移入できることに気づけたのは嬉しい発見だった。今度ブリジット・ジョーンズも字幕で見てみよ♡

4位 パリのランデブー
フランスの著名な映画監督エリック・ロメールが90年代に撮ったオムニバス作品。短篇3作どれもパリのおしゃれな雰囲気、おしゃれな人たち、パリってこういうところというのがギュッと詰まってて可愛かった。喜怒哀楽の激しさがないまま淡々と進む感じが良かったな。最近はあんまりこういうおしゃれ〜な作品が好みじゃなかったんだけど、久しぶりに「こういう感じ好きだった!」って思い出させてくれる映画だった。

3位 フェアウェル
アメリカで暮らす中国系の女の子ビリーが、中国に住む大好きな祖母のガン告知を受けて里帰りして過ごす数日間の話。良い意味でアメリカンナイズされたビリーにとって、ガン告知を本人に知らせまいと必死に振る舞う家族や親戚たちの姿、中国の古い価値観のまま生きる祖母の姿に違和感を覚えながらも、祖母との別れに向けて気持ちを整理していく。これが今の中国か、と感じるような景色、文化にどっぷりと浸れる。祖母の祖母らしいというか、めっちゃ良い人に見えて意地悪いところとか、すごくリアルな感じでよかった。そして主役のビリーを演じたオークワフィナめちゃくちゃ良かった!

2位 The Hand of God
Netflixオリジナル作品。イタリアのナポリを舞台に描かれた、パオロ・ソレンティーノ監督の自伝的映画。少年が青年へと成長する多感な時期を美しくノスタルジックに描いている。ストーリーをそのまま受け取ろうとすると意味がわからなくなるのだが、全てが夢のようで全てが痛いくらい現実で、その曖昧さのバランス加減がちょうどよかった。「君の名前で僕を呼んで」を思い出したという人が多いらしいがわたしもその一人。イタリア、いつか行きたいなー。

1位 The Power of the Dog
今年も圧倒的1位の作品に出会えて嬉しいー!大好きなカンバーバッチが汚れ役に挑んだNetflixオリジナルの新作。1920年代のアメリカでカリスマ的な牧場主として名を馳せていた兄と、寡黙な弟。弟が子持ちの女性と結婚したことから、一家に不穏な空気が漂い始めて…というストーリー。
役者が全員上手で安心して観られるのだが、あまりにもストーリーラインが強くて目が離せず、しかも展開が読めなくて最後の最後に「うわうわうわ…!」と背筋が凍る感じが最高。みんな、カンバーバッチのあんな表情をずっと観たかったんじゃないかな。本当にありがとうございますキャスティングの人。

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多様性という点において、今が転換期だなと思えるくらいに新作ではポリコレを意識したシーンやキャスティングを感じられるようになった。そのせいで生き辛くなったという人もいるが、それは今までその人が生きやすい多数派に所属してたからでしょと思う。いろんな人がいる、いろんな人生がある、いろんな考え方がある、そのすべてが正解も間違いもない、ただそこに確かに存在している、そのことを提示するのが芸術であってほしい。
それと同時に、その責任感を背負い過ぎて自分で自分の首を絞めないように気をつけないとなとも思う。というのをオバサン聴いたり、最新のクィア・アイを観ながら考えていた。わたしの幸せはわたしが守ってあげなければ。

ということで2022年もウィッシュリストを作りました。大きな目標は以下。

・映画100本鑑賞
・同棲始める
・標準体重まで落とす!
・定期的な運動を始める!

今年もよろしくお願いします!

プライドと偏見

最後のエントリーから5ヶ月以上も経ったのか。時間は本当にあっという間に過ぎていく。

3ヶ月の長くて短い旅は大きなハプニングもなく無事に終わった。生き延びた、という表現が正しいけれど、確実に自分の考え方、人生に対する向き合い方が変わった旅だった。

訪れた国で経験したこと、感じたことは改めて文字にしたいと思うが、帰ってきてから今までの数週間の間でいろいろなことがあり、たった今感じていることを書き留めておきたいと思う。

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3ヶ月の間に出会った人たちの大半が、自分の時間の使い方を自分で決められる生き方をしていて、その事実がわたしの胸を打った。

自分で決められるということは、その全ての責任が自分に託されている。そのことが、まだ大学生で若かった頃のわたしにはとても怖いことに思えて、自分にその才能はないと思っていた。だから会社勤めをすることはわたしにとって当たり前の選択だった。

それから10年以上が経ち、転職をしながらもわたしはずっと同じジャンルの同じ仕事を経験してきた。東京での4年半、京都で過ごした6年の間には本当にいろんなことがあって、辛い思いも楽しいこともたくさん経験してきた。興味のあることを仕事にできるのは幸運のひとつで、幸いにもわたしはそのチャンスに恵まれ、今もその仕事を続けている。この10年で、友人は結婚・出産を経験したり仕事で成功したりと、分かりやすいステップアップや節目を迎えてきたように見えたが、わたしはずっと同じ場所、ポジションに留まって生きてきた(と、少なくともわたしは思っている)。

京都で働き始めて数年後に過労で体の限界を感じた時でさえも、この仕事を離れるという選択肢はなかった。自分の好きなジャンルの仕事で生活ができて、この業界にしてはホワイト企業で、刺激的で優しい人たちに囲まれている今の職場に、大きな不満はなかった。元々の企画職から離れて別の部署に異動してからは自分の時間が増えて、引き続き同じ職場で働くことができたので、少なくとも後5年くらいはここで働くんだろうなと漠然と思っていた。

そんな時に今の彼に出会った。もうすぐ二年になる相手は、生まれた国も年代も考え方も違う人で、望んで一緒になったとはいえ最初は本当に大変だった。分かり合えないところからのスタートだったから、何度も話し合いをしたり、ときにはぶつかり合ったりと価値観の違いを越えていく作業を繰り返した。そのうちに、自分は長い間似たような価値観の人たちに囲まれて生きてきて本当に幸せだったんだなと気づいたし、同時に、違う価値観を持つ相手と一緒に過ごすための方法や、相反する意見の折り合いを探り、妥協点や新たな解決策を見つけるという作業の大事さも知った。世界はとんでもなく広くて、異なる価値観を持った隣人がたくさんいて、その中でどうやったらハッピーに過ごせるのか?価値観の似た人だけを選んで狭い範囲で生きていくのは最高にハッピーだと知っているわたしが、まさに大海に飛び込み、あらゆる価値観が混じり合う荒波のなかで、それでもどうわたしらしく生きるのかを必死になって探す二年間だった。

そうしてその作業に一段落がついた今、わたしは、自分の生き方に責任を持ったうえで、いろいろなことから自由になりたいと切実に思っている。来年には34歳になるわたしだが、今、改めて自分の人生を見つめ直す時が来たようだ。

そう覚悟を決めてから、新しいことを始めた。思えば長いこと頭の片隅にあった小さな夢のようなものを、少しずつ叶えようとしている。再来年の3月に今の仕事を辞め、その夢を本職にすることを目標に、少しずつ頑張ろうと思っている。

その矢先に、辛いことがあった。

とても親しく信頼していた人が、わたしの仕事に対する向き合い方を遠巻きに非難してきたのだ。ここではその詳細は書けないし書かないが、その事実を知ったとき、想像以上にショックで、帰ってから大泣きしてしまった。その人とはもう5年以上一緒に働いて、仕事のことだけでなくプライベートでもお世話になって、大好きな人だった。だからその人がわたしの仕事ぶりに疑いを持っているということだけでも辛かったが、それを直接ではなく別の人を介して非難してきたことが何よりも悲しかった。人生の新たな目的を見つけ、水面下で進めているわたしが言えることではないかもしれないが、少なくとも今の仕事に対しては真剣に向き合ってきたつもりだ。すごく仕事ができる人間ではないのは分かっているが、他の同僚よりも経歴が長く、そのことを活かせるポジションに付けてもらっている以上、手を抜かずにやってきたつもりだった。

その出来事が起きてからもう2週間以上経つが、どうしても自分のなかで整理が付かない。その人がその行動をしたことを理解したいし許したいし忘れたいのだが、どうしても頭から離れない。そして今日、それを助長するようなことが起こり、別の同僚と二人きりになったときに、わたしが元気がないのに気づいて何かあったのかと聞いてくれたその同僚に思わず話してしまい、涙が止まらなくて号泣してしまった。

帰ってきてからもそのことを考えていて、なんかもう、ここにいる意味はないかもと思ってしまった。わたしが今やっている仕事は、ときに低く見積もられがちな仕事だが、このポジションの人たちがきちんとその仕事をやらないと簡単に職場の評判は落ちてしまう。雑用も多いし簡単そうに見えるが、外部の人たちとのやりとりも多く、みんな我慢したり愛想笑いしながら一生懸命仕事してる。そういったことの諸々をすべて否定されたような気がして、それも尊敬していた人にそれをされて、自分でも訳が分からないがかなり落ち込んでいる。

彼氏はわたしの小さな夢を心から応援してくれていて、具体的なサポートもしてくれて、本当に感謝している。その出来事が起きた時には上司としての経験がある立場からの意見もくれたし、「まあ最終的にはFuxx offって思っていればいいよ!」と励ましてくれた。そして「会社を辞める良い理由ができたね!」と。そういう性格に本当に助けられているし、今の自分にそういう相手がいることは本当にありがたいことだと思う。

まあこれを書きながらやっぱり悲しくて泣いているのだが、なんかほんとにもう、どうやって心の整理をしようかなと。もちろんこの先も一緒に働いていく相手なので、どっかしらで忘れるかケリをつけるしかないのですが、相手を責めたいわけでもないし、謝ってほしいわけでもない。。ただどうしてそんなことをしたのか、わたしにそれを伝えてどう思ってほしかったのか知りたい。そしてわたしはそんな人間じゃないし、あなたが心配するようなことは起こりませんよ、とはっきり反論したいのだ。それなのに人を介して伝えるから、意図がわからないし、わたしに弁明のタイミングもない。そしてそれはずるいと思う。

まあ何が言いたかったかというと、本当に、6年勤めている今の会社を辞める時が近づいているのだなあと。正直もうこの業界に未練はない。ここでの経験はすべて貴重な財産であることに間違いはないが、わたしはもっと自由になりたいし、まだ知らない世界を見たいし、新しい自分にも出会いたい。でも辞めると決めたからには気持ちよく辞めたいし、誰かとの因縁を残して辞めるのは嫌だし、さらっと終わらせてほしい。

忘れるしかないか。時間が解決してくれると信じたい。

負けへんで

明日、8時前に仕事に行かなきゃで10時にベットに入ったのに暑くて暑くて寝れないでいる。

久しぶりにこのブログを開いて、懐かしさと安堵に包まれて、ああここがわたしの逃げ場だと。こんな夜に、そういう避難場所があってよかった。

最後のエントリーから半年も経ってしまったが、日本の情勢は悪化を辿る一方だ。反して、わたしの人生は今まさに大きく変わろうとしていて、大きな車輪がギリギリと音を立てて進み始めるような、そんな時期を迎えている。

占星術が大好きだから、石井ゆかり先生やしいたけ占いをいつも楽しみに見ているが、おふたりが言うことには、8月以降わたしの生活は大きく羽ばたく予定なのである。そして実際にわたしは、三ヶ月かけて海外を回ろうとしているのだ。

ここ数年、自分の意識が海外に向いていることは明らかだった。導かれるようにしてロンドンに行った6年前から、少しずつ、だが確かに、外への憧れが強くなっていった。牡牛座は五感の星座。人生をかけて五感を味わい尽くしたいという欲求がわたしは本当に強い。何を残すかよりも、何を経験したかの方が、わたしにとっては大事なことなのだ。知識欲が強くて、すぐ傷つくのに後先考えずに飛び込む時もある。そんな気持ちの強さが、ずっと男運のなかったわたしに、今の彼氏をあてがってくれたんだと思う。センシティブで難しく頑固なところもあるし、物事に対する考え方は正反対な人だが、わたしに新しい世界を見せてくれて、分かり合えないということを受け入れられる人で、わたしのいいところも未熟なところもまとめて向き合ってくれる人だ。わたしは彼といると、自分にはまだまだ伸びしろがあって、今よりもっといい人間になれる気がしてくるのだ。

そんな彼と三ヶ月、彼の親族や友人達に会ってくることになった。わたしも彼も、わたしが彼らと上手くやれなくて落ち込んでしまうんじゃないかと心配している。その一方で「負けへんで」という気持ちも湧いてくるのだ。言葉の通じない人たちと共に過ごす。これはわたしの人生をかけた挑戦なのだ。

歳を取れば取るほど、人は変化を恐れる。いろんなことを知って、「怖い」と感じる対象が増えてくる。それでも自分の人生をもっと豊かにしたい、より良くしたいと願うとき、誰かが与えてくれたチャンスを掴むか、手放すか。それはその人次第。わたしはこの三ヶ月に賭けてみようと思う。

健康第一で、頑張ります!

覚えているのは眩しかったことだけ

久しぶりに2014年にロンドンに行った時の日記を読んで、泣いてしまった。頑張って英語で日記書いているわたし、かわいい〜♡

それにしても、当時の日記に出てくるいろんな登場人物の半分以上を忘れていることにショック。行った場所もしたこともいろいろ忘れてしまってて、本当に自分が経験したことなのかどうかわからなくなってしまって、、辛い。こんな時、ブログを書いていて良かったと思う。

書きたい、という想いが強くあり、自分の人生の足跡を残したいと思っている。どうやったらそれでお金が稼げるだろう?ということをずっと考えている。ひとまずはじめの一歩として、知人友人に公開する用のブログを作りたいと思う。こっちのブログは永遠に公開しないでいたい、、

2020年映画振り返り

あけおめことよろ。寝正月が明けて明日から仕事が始まってしまう。名残惜しみながら、2020年の振り返りをしたいと思います。

昨年同様、新旧・洋邦問わず、今年見たものすべて。あと何度か見たことあるけど今年もう一度見た映画も込みで。


鑑賞本数:125本
ランキング:
1位 希望の灯り
2位 キャプテンマーベル
3位 パラサイト
4位 -
5位 -

まずは去年の目標に掲げていた100本鑑賞を達成!そして長らく敬遠していたマーベルシリーズを全制覇しつつ自分の得意ジャンルも更新でき、充実した映画ライフを過ごせました。
そして今年も5本選出しようとしたものの、上位3本のインパクトに並ぶ作品がなかなか出ず、今年は潔く3位までにしました。以下、備忘録まで。


3位 パラサイト 半地下の家族
説明する必要がないくらいに大ブレイクした一本、映画館で観られて本当に良かった!昨年一発目に観た「家族を想うとき」に続けての鑑賞だったことも相まって、この映画で描写されている「臭い」の表現を通して、格差や貧困について考えさせられた。エンタメ映画としても、社会的な訴求力のある映画としても、2020年を代表する一本だったと思う。そして韓国の文化力を思い知らされたよね。

2位 キャプテンマーベル
彼氏の影響で渋々見始めたマーベルシリーズ。典型的な勧善懲悪、男性優位な展開に辟易としていたわたしに、キャプテンマーベルという神が舞い降りた。見終わった時、一生ついていきます!と叫んだ。キャプテンマーベルがいなかったらマーベルの評価はガタ落ちでした。ありがとう!

1位 希望の灯り
正直2020年は、この一本に出会えただけで大勝利という感じでした。アマプラでジャケ買い(無料だったけど)したこの映画、スーパーマーケットで働く若い男性の日常を静かに淡々と描いた作品なんですが、見始めて30秒くらいで「あ、この映画は間違いない」と思わせてくれた。年に一度あれば幸福なこの瞬間が、今年も訪れて本当に嬉しかったです。以下、わたしが映画の記録アプリで書いたレビューを転載。

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誰かのレビューや評価に頼らず、直感で「面白そう!」と感じて観た映画が本当に面白かった時って地味に感動するんだけど、この映画はまさにそのひとつ。
「人生は映画だ」と誰かが言ったものだけれど、その象徴のような映画。大人になって、仕事を始めて、単調な日々のルーティンを繰り返すなかにも少しずつ変化はある。人と出会い、会話をし、楽しい日もあれば、ダメな日だってある。そのささやかで、決して劇的ではない変
化こそが人生で、それを「希望の灯り」は丁寧に美しく切り取っている。
毎日聞いていたフォークリフトの動作音が波の音に似ているって気づいたとき、それが希望に思えてきた。

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2021年の目標を決めました。
・映画100本鑑賞
TOEIC 700点以上取る
・海外に行く
・標準体重まで落とす!

今年もよろしくお願いします!

水曜、20時、サイゼリヤにて

ここ最近、職場のことでいろいろと考えることがある。自分には荷が重い仕事を抱えているからというのもあるが、主に考えるのは人間関係のことである。

勤めてもうすぐ丸6年。本当にあっという間だった。最初の3ヶ月くらいは職場に全然馴染めなくて辛かったなあ。オープンが近づくにつれて人間関係はどんどん楽でノーストレスになっていったが、反比例するように仕事はどんどんとしんどくなっていった。オープン前後の半年は、毎日プレッシャーとストレスで死にそうだった。今となってはどうやって生きていたのかわからないし、なんで乗り越えられたのかも分からない。

企画チームで数年過ごし、最終年の終わりには自分の集大成となるような企画を2本担当した。本当に偶然与えられたチャンスだったが、最後の〆に相応しいものだった。だから全く後悔なく、別部署に異動できた。

異動してからの2年はあっという間だった。新しい仕事を任せられアタフタする時期もあったが、基本的には平和で、ほぼノーストレスで、正直言うとめちゃ暇だった。仕事は楽だったが、人間関係は少しややこしくもなった。それでも前の部署の人たちや、同部署でも仲良くなった人たちがいて、その人たちとの繋がりがわたしを支えてくれていた。

そして通算(?)6年目が過ぎようとしている今、久しぶりのしんどい時期を迎えている。しんどさにはいろいろなタイプがあり、目前のしんどさは「わたしにこの仕事がやり切れるのだろうか」という不安であるが、それと同時に、人間関係の悩みもモヤモヤと湧き上がって来たのである。それも、今までかなり友好な関係を築いてきた人との間にだ。

わたしはこの一年、プライベートで大きな変化があり、いろいろな考えを改めるようになった。完全なる異文化で生きてきた彼氏と長く時間を共にすることで、常識だと思ってたことが通用しなかったり、良かれと思ってやったことが良くならなかったり、辛いこともたくさんあった。でもその分、「自分とはこういう人間だしこうやって生きてきたから変えられない」と思っていたネガティブな部分に気づき、向き合うことができた。

中でも印象的だったのは、「僕の気持ちを勝手に推測して決めつけないでほしい」という一言ですね。あれは脳天をぶん殴られた気がしました。思えば他人のことばかりを考えてきた30年弱。周りばかりが気になって、自分がどうやったら気持ちよく生きられるかということを真面目に考えてなかった気がしますね。他人軸で生きてきた30年を否定したくはないが、そろそろ自分がどうしたいか?他人はさておき。ということを、真剣に考えていきたい。 

話が完全に逸れたが、そのようなことがいろいろ起きた結果、わたしの職場での振る舞いは少しずつ変わってきていると思う。深く関わると感情移入しすぎてあれこれ思い悩んでしまうので、付き合いを浅くした人もいる。そして、そうした方がいいかも、、と思う人が少しずつ増えていて、冒頭の某さんが、その人なのである。

同じ方向を見て一緒に頑張ってきて、これからもきっと同じ方向を見続けるだろう、と、ずっと繋がっていたい先輩としてその人を見ていた。だけどわたしも、たぶんその人も変わった。お互いストレスフルな時期なのはわかっているので、それをただ単にぶつけ合ってるだけかもしれないが、これが元に戻っても、この時期のことは無かったことに出来ないのだろうし、それは少し悲しい。

真剣に将来のことを悩んでいる時期だが、この職場を離れる日が近いのかなということを、体感的に察知している。寂しいけど、新しいものを見なくてはという気持ち。