2021年映画振り返り

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あけおめことよろ!!年末年始は仕事で普段と変わらぬ日々を過ごしていました。昨年末からプライベートで新しいことを始めて、それにかなり時間が取られてむしろ疲弊してたぐらい。

2022年は自分が心地良いと思えるバランス感を探りながらがんばりたいなー。今年もよろしくお願いします。

という訳でようやく時間が出来たので、遅ればせながら2021年に見た映画の振り返りをしたいと思います。

昨年同様、新旧・洋邦問わず、今年見たものすべて。あと何度か見たことあるけど今年もう一度見た映画も込みで。


鑑賞本数:87本
ランキング:
1位 The Power of the Dog
2位 The Hand of God
3位 フェアウェル
4位 パリのランデブー
5位 ラ・ラ・ランド

今年は海外ドラマ、韓国ドラマにハマりまくったため、目標の100本鑑賞は達成ならず。それでも10年前に掲げた映画1000本ノックは901本まで達し、残り100本を切りました。今年中に達成できるかなー。

アジア文化の興隆も相まって、今年はアジア映画をたくさん観た。たくさんランクインはしなかったものの、有意義な時間でした。

今年は5本選出したけれど、TOP3が飛び抜けてた気が。年末駆け込みで観た3本が立て続けに当たって嬉しかった。

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5位 ラ・ラ・ランド
自分でもなぜと思うのだが、今年3回目の鑑賞で見れば見るほど好きになっていく作品だなと。そもそもライアン・ゴズリングエマ・ストーンズが大大大好きなのですが、こんな楽しくて悲しい作品ないよね?!大筋は頭に入ってるので英語字幕で見たのだが、特に歌のシーンは字幕のほうが意味がダイレクトに伝わってきて余計に感情移入できることに気づけたのは嬉しい発見だった。今度ブリジット・ジョーンズも字幕で見てみよ♡

4位 パリのランデブー
フランスの著名な映画監督エリック・ロメールが90年代に撮ったオムニバス作品。短篇3作どれもパリのおしゃれな雰囲気、おしゃれな人たち、パリってこういうところというのがギュッと詰まってて可愛かった。喜怒哀楽の激しさがないまま淡々と進む感じが良かったな。最近はあんまりこういうおしゃれ〜な作品が好みじゃなかったんだけど、久しぶりに「こういう感じ好きだった!」って思い出させてくれる映画だった。

3位 フェアウェル
アメリカで暮らす中国系の女の子ビリーが、中国に住む大好きな祖母のガン告知を受けて里帰りして過ごす数日間の話。良い意味でアメリカンナイズされたビリーにとって、ガン告知を本人に知らせまいと必死に振る舞う家族や親戚たちの姿、中国の古い価値観のまま生きる祖母の姿に違和感を覚えながらも、祖母との別れに向けて気持ちを整理していく。これが今の中国か、と感じるような景色、文化にどっぷりと浸れる。祖母の祖母らしいというか、めっちゃ良い人に見えて意地悪いところとか、すごくリアルな感じでよかった。そして主役のビリーを演じたオークワフィナめちゃくちゃ良かった!

2位 The Hand of God
Netflixオリジナル作品。イタリアのナポリを舞台に描かれた、パオロ・ソレンティーノ監督の自伝的映画。少年が青年へと成長する多感な時期を美しくノスタルジックに描いている。ストーリーをそのまま受け取ろうとすると意味がわからなくなるのだが、全てが夢のようで全てが痛いくらい現実で、その曖昧さのバランス加減がちょうどよかった。「君の名前で僕を呼んで」を思い出したという人が多いらしいがわたしもその一人。イタリア、いつか行きたいなー。

1位 The Power of the Dog
今年も圧倒的1位の作品に出会えて嬉しいー!大好きなカンバーバッチが汚れ役に挑んだNetflixオリジナルの新作。1920年代のアメリカでカリスマ的な牧場主として名を馳せていた兄と、寡黙な弟。弟が子持ちの女性と結婚したことから、一家に不穏な空気が漂い始めて…というストーリー。
役者が全員上手で安心して観られるのだが、あまりにもストーリーラインが強くて目が離せず、しかも展開が読めなくて最後の最後に「うわうわうわ…!」と背筋が凍る感じが最高。みんな、カンバーバッチのあんな表情をずっと観たかったんじゃないかな。本当にありがとうございますキャスティングの人。

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多様性という点において、今が転換期だなと思えるくらいに新作ではポリコレを意識したシーンやキャスティングを感じられるようになった。そのせいで生き辛くなったという人もいるが、それは今までその人が生きやすい多数派に所属してたからでしょと思う。いろんな人がいる、いろんな人生がある、いろんな考え方がある、そのすべてが正解も間違いもない、ただそこに確かに存在している、そのことを提示するのが芸術であってほしい。
それと同時に、その責任感を背負い過ぎて自分で自分の首を絞めないように気をつけないとなとも思う。というのをオバサン聴いたり、最新のクィア・アイを観ながら考えていた。わたしの幸せはわたしが守ってあげなければ。

ということで2022年もウィッシュリストを作りました。大きな目標は以下。

・映画100本鑑賞
・同棲始める
・標準体重まで落とす!
・定期的な運動を始める!

今年もよろしくお願いします!